プロセス管理の必要性
現在のソフトウェア開発プロジェクトの多くは、プロジェクトの小規模化と短納期化という傾向にあり、迅速かつ適切にパートナー企業や外注先と協同しつつ、高品質なソフトウェアを納品することが求められています。しかし現状では、短納期化に合わせることだけが至上命題となることも少なくなく、多くのプロジェクトでは品質の低下が見られつつも、その対策を十分に行うチャンスはありませんでした。
そこで弊社は、一貫したソリューションを提供し、各々のプロセスを可視化した管理上による大胆なコストセーブと明確な品質向上を実現することで納期の短期化と向上を求められるソフトウェア開発環境の成長を大きく貢献します。
内部統制と文書管理
2006年5月1日に施工された会社法では、大企業(資本金5億円以上、または負債200億円以上)に「内部統制」構築に関する規定が明文化されています。また、2006年6月7日に成立した金融商品取引法では、上場企業企業に対して2008年4月1日以降の事業年度から、「内部統制報告書」の提出が義務化されました。金融庁の「内部統制実施基準」では、その目的として「業務の有効性及び効率性」「財務報告の信頼性」「事業活動にかかわる法令等の遵守」「資産の保全」の4つを挙げています。一方、中小企業に対しては「内部統制」に関する法的な義務は課せられていません。
しかし、上場企業は、品質管理を徹底するために、中小企業に対して「内部統制」を要求することが考えられます。今後、「内部統制」が構築されていない中小企業は、上場企業の調達先から外されていく可能性があると言えます。
上場企業と比較して、資金的、人材的に窮している中小企業が、上場企業と同様のコントロールを社内に持ち込むと業務効率を悪化させる可能性があります。
そのため、中小企業で内部統制の有効性を高めるためには、優先順位を持って対策を検討し、リスクの高いところから取り組むといった、身の丈にあった導入が必要です。
BGKとは
Business Garage Kit(BGK)は、中小企業の皆様に簡単にワークフローを導入し、内部統制の着実な浸透を実現するためのお手伝いをいたします。
- 基本テンプレート付き業務プロセス管理(ワークフロー・文書管理)Webアプリケーション
- テンプレート付きなので導入したその日から業務に利用可能
- 業務プロセスの分析・システムへの適用(ワークフロー構築)のコンサルティングサービス提供
★ 利用方法1:すぐ使う(パッケージ機能)
1.テンプレートにより電子回覧・承認をすぐにご利用できます
テンプレート一覧
業務規定 | 就業規則、緊急連絡網、業務マニュアル |
経費精算 | 購入伺い、接待費申請/精算、交通費精算、通勤定期申請、 出張宿泊旅費申請/精算、研修/セミナー申請 |
届出管理 | 報告(研修・セミナー)、残業届、 休暇届け(有給休暇、夏季休暇、年末年始休暇) |
稟議理 | 見積書、注文書、請求書 |
2.デザインツールで、テンプレートの拡張、改善ができます
デザイナーツールにより以下の設定を実施
- 画面フォームの設定
-カスタム属性を組み合わせ、柔軟な画面フォームを設定可能 - ワークフローの設定
-業務プロセスに合わせたワークフローを設定可能
3.かんたん再利用
ワンタッチ再利用
-過去に登録したファイルを再利用して登録
-雛形ファイルを利用して登録録
導入スケジュール
STEP1:システム構築
- インストール、ユーザ及びグループ設定をすることで、すぐにご利用になれます。
- ご要望により、インストール、基本設定(ユーザ及びグループ設定)サービス(有償)を提供致します。
- 各テンプレート用の雛形ファイルは、お客様でご用意ください。
STEP2:試験運用
- ご要望により、利用者の方にトレーニングサービス(有償)を提供致します。
STEP3:本格運用
- 本格運用を開始します。
★ 利用方法2:カスタマイズ(拡張機能)
API活用で、独自カスタマイズや他システムとの連携ができます。
- API公開
- 他システムと連携
- 大規模運用に対応
▼ API公開
-独自にカスタマイズができます
-他システムのデータを自動的に取り込み、ワークフローを遂行後、承認結果を自動的に出力することができます
▼ 大規模対応・スケーラビリティ
-Webサーバ、DBサーバ、文書保管庫を分散して構成することができるので、利用ユーザ数に応じたシステム構成を組めます
▼ セキュリティ
-ファイル保護(QSM:QuiX-Security Module)、端末認証(QSM認証)で、セキュリティを確保します
▼ 高速化
-QWA(QuiX-Web Accelerator)により、大容量ファイルのダウンロードを高速化します
公開するAPI(抜粋)
カスタマイズ導入スケジュール(例)
STEP1:要件定義
- お客様の業務内容に則したシステムとするために、約1~2週間(*1)をかけて関係各部署の要件調査を行います。
STEP2:仕様作成
- STEP1での要件調査に基づき、約2~3週間(*2)をかけ、実現すべきサービス仕様を作成いたします。
- 完成しました仕様につきましては、レビューを約1週間で行い手戻りを極力最小限に抑えます。
STEP3:システム構築
- その後、システム構築の作業を約5~8週間(*3)で行います。
STEP4::試験運用
- 完成したシステムの試験運用を約3週間(*4)かけて行い、より完成度の高いシステムへの作りこみを行います。
- また、本格運用に向けての体制作りを強化します。
STEP5:本格運用
- 本格運用を開始します。
(*1~*4)おおまかな目安です。要件調査内容等により、変更となることもあります。
適用事例